セラミックの被せ物や詰め物をすれば見た目が美しくなります。

歯の白さによく似た色をしているため、保険診療で一般的な銀歯の詰め物に比べると美容的に損なわれないメリットがあります。

基本的に自由診療に該当する例が多いですが、一部の治療においては保険診療でもこの優れた素材を使うケースが割とあり、身近な治療方法です。

セラミック治療はおすすめ

オールセラミックであれば金属などが含まれていないため、金属アレルギーを起こすことがなく安全に使えます。

また、金属が溶け出すことで歯に黒ずみを発生させる心配がないため、口腔内の見た目の綺麗さを維持してくれるメリットがあります。

ですが高度な歯科治療を行うほど治療費が多くかかるのが問題です。保険診療ならまだしも、自由診療に頼ると全額自費治療になりますから負担がかなり大きくなります。

負担を軽減させるなら、医療費控除の適用になるかどうかはしっかりチェックしておきましょう。

医療費控除の適用が可能かどうか

病気や怪我などを原因に、日常生活に支障をきたすようになった場合に病院やクリニックで治療を受けますが、このときには治療費が発生します。

この治療費が年間で見た場合に、一定額を超えていると所得税が軽減されて払いすぎた税金が還付されるようになります。この仕組みを医療費控除と呼びます。

納税者本人だけでなく、生計を一にする配偶者や子供、親族のための治療費も控除の対象になります。年間で発生した治療費ですので、通院が必要でも翌年の治療費は翌年度分として分けて計算されますので合算はできません。

条件

控除の対象になるのは総所得が200万円以上の人の場合で、年間の治療費に対して10万円が差し引かれ、それに対して所得税率を掛け算します。この分が還付されます。

総所得が200万円未満であれば、5%を超えた分が控除の対象です。

控除の対象になる歯科治療

医療費控除の適用が可能な歯科治療はあるものの、その治療目的によって判断が異なります。

控除の対象になるのは子供の成長に悪影響がある、咀嚼が困難になるなど、治療の必要性が高いものほど対象になりやすい状態です。

事故などで歯の多くを欠損すれば、食べ物を噛み砕くことができず、健康的な生活が送れません。このような場合に歯の機能を取り戻す治療をすることで、問題が解決します。控除の対象になる例です。

美容目的である歯列矯正など、単純に美容目的で治療を受けると控除の対象にならない可能性が高くなります。

また、一般的な水準を超える高度な治療を受け、治療費が高額になった場合にも控除の対象外です。

控除の対象の判断については素人ではかなり難しいことから、治療前に歯医者で相談するのがおすすめです。

しかし歯医者の言うことが完璧とはいえず、税金の問題はまた別の専門的な分野ですので、管轄の税務署に尋ねたり、税理士に相談する方法もおすすめです。

ローン払いでも対象になる

自費治療だと費用がとても高額になることから、医療ローンなどの分割払いで治療を受ける人が多くいます。

ローンを利用した治療費の支払い分も、医療費控除の対象になります。しかし、ローン利用時に発生する手数料や金利分の費用に関しては対象になりませんので、除外して確定申告します。

通院に必要な交通費も控除の対象です。対象になるのは電車やバスなどの公共交通機関の他、タクシーが該当します。自宅の車で通院する場合には適用されません。ガソリン代、駐車場代などの費用は省いて考えるようにします。

年間で発生した治療費がすべて対象ですので、オールセラミックやその他の歯科治療だけでなく、内科や外科などで受けた治療の費用も合算されます。控除を受けるには通院先の病院やクリニックで発行される領収書が必要ですので、大切に保管しておくようにします。